火の用心

こんにちは。のびの木みつきょうです。夏の終わりから更新が出来ておらず申し訳ございません。。
季節はあっという間に過ぎ、今年も残すところ一ヶ月半となりました。
そろそろ大人は「今年はどんな一年だったかなー」と振り返る時期ですが、はじめの会などで「もう2021年も1か月ちょっとだね」と話しをしたところ「クリスマスがある!」とキラキラ目眼差しで子どもたちは答えてくれました✨
「サンタさん」…クリスマスまでは、子どもたちが良い子になれるパワーワードになりそうです😁🎄


今回は、11月頭に実施した【避難訓練】の様子をお伝えいたします。
今まで地震を想定して避難訓練は何回も行ってきましたが、火災を想定した避難訓練の機会が少なかったため、火災を想定した避難訓練を行いました。

はじめの会の流れで、火事についてのお話しをしました。

【火事はどんなところでおきますか?】
「学校の理科室!」「調理室」
「お家!」「例えば、お家の中のどんなところ?」と続けて質問をすると
「コンセントのあるところ」「キッチン」など火を使うところを答えてくれました。
中でも少し驚いたのが「山!森!」という言葉が序盤の方で出てきて、
ニュースなどで見聞きして印象深かった映像やワードだったんだなと、思いました。

続けて【火事になったら、どんな危ないことがおこりますか?】
の質問にも手を挙げてしっかりと答えてくれました。
「けむりを吸って苦しくなる」とお話しをすると、中には「一酸化炭素中毒でしょ?」と補足説明してくれるお子さんもいました。
≪大事なもの・人が燃えてしまう、怪我をしてしまう≫ということを十分に理解しているようでした。

避難の時のお約束として、
「お・か(は)・し・も」は地震の避難訓練の時にも伝えていましたが、
火事の時のお約束になると「お・か・し・も・ち」になり、【ち】が追加されるようです。
子どもたちも「え?ちって何?」と頭にはてなを浮かべている子が多かったですが、
火のイラストと共に「うわー火だー!きれいに燃えてるなーって、近付いちゃうとどうなる?」とヒントを交えて質問をすると、「近付かない!」という答えが出てきました。
おさない・かけない・しゃべらない・もどらない・ちかよらないに加え、
火事の避難の時は、口と鼻を塞いで逃げる/靴を履かずに裸足で逃げる(訓練の時は、靴を履いて逃げました)

お話し後は、少し時間を空けてから「火事だよ!!」と避難の声を掛けました。
その声が掛かるまでの間、「横になったり、お話ししてたりしていいよ」と伝えましたが、
そわそわしており、声を掛けるであろう職員の動きを目で追っていました。
あえて違う話題を振って話している時に、「上の階で火事だよ!!」(実際に火事の時は、非常ベルが鳴ります)と声を掛けます。
その言葉に、瞬時に反応し、外に出て集まることが出来ました。

避難開始から全員の避難が終わるまでの時間も、どの曜日も3分未満、
とても上手に、避難訓練を行うことが出来ました!
学校や保育園・幼稚園での日頃の避難訓練の積み重ねが現れていました。


今回、火事の避難訓練を行い、未就学さん~低学年さんからは「避難訓練怖いよ…」という言葉が聞かれたり、逆に避難訓練慣れの余裕もあり、お話しをしてしまったりするお子さんもいました。
地震もそうですが、いつ火事が起きるかは誰にもわかりません。
「こういうところでは火事が起きる可能性がある」「もし火事が起きた時にはどう動く?」を知るためには、避難訓練はとても大切です。
何回か続けていると、正直マンネリ化してしまう部分もありますが、子ども達が興味を持ち、知って自ら動く事が出来るよう、これからも導入方法などを考え、避難訓練を実施していきたいと思います。

これからの時期、空気が乾燥し火事の危険性も高くなるため、
機会がありましたら、「もしお家で火事が起きたらどうする?」とご家庭でもお話しして頂ければと思います!